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組み込み関数

  以下に示す組み込み関数の中には,組み込み変数を対象としたものが多くあります.最初に述べましたように,プログラムにおいて最も重要なのは,「読みやすいこと,理解しやすいこと」です.組み込み変数のように,意味のない記号に対して特別な意味を与える方法は絶対に避けるべきです.クラスのメソッドなど,他の方法が存在する場合はそちらを使用し,できる限り組み込み変数を対象とした組み込み関数の使用は避けてください.
  • abort 異常終了
  • catch ブロックの実行
  • eval 文字列をプログラムとして評価
  • exec コマンドの実行
  • exit 終了
  • exit! 終了
  • fail 例外の発生
  • Float 浮動小数点数に変換
  • fork 子プロセスの生成
  • format フォーマット出力(配列に保存)
  • gets 一行入力
  • Integer 整数に変換
  • lambda 手続きオブジェクトの生成
  • load ファイルのロードと実行
  • loop 無限ループ
  • open ファイルのオープン
  • p 人間に読みやすい形で出力
  • print 引数を順に出力
  • printf フォーマット出力
  • proc 手続きオブジェクトの生成
  • putc 一文字出力
  • puts 引数と改行を順に出力
  • raise 例外の発生
  • rand 乱数
  • readline 一行入力
  • readlines 一行入力(配列に格納)
  • require ライブラリのロード
  • sleep 実行の休止
  • split 文字列の分割
  • sprintf フォーマット出力(配列に保存)
  • srand 乱数の初期設定
  • String 文字列に変換
  • system コマンドの実行
  • test ファイルのチェック
  • throw ブロックからの脱出
  Ruby には厳密な意味では関数はありませんが,Kernel モジュールで定義されているメソッドは,どこからでも関数形式で呼び出せるので,他言語における関数のように使えます.

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