Float クラス
- 浮動小数点数を扱うクラスです.Float の実装は,C 言語の double であり,その精度は環境に依存します.
-
- [インクルードモジュール]
- [メソッド]
- [定数]
[メソッド]
- self + other
- self - other
- self * other
- self / other
- self % other
- self ** other
- 算術演算子であり,それぞれ,和,差,積,商,剰余,冪を計算します.
- self <=> other
- self と other を比較して,self が大きい時に正,等しい時に 0,小さい時に負の整数を返します.
- self == other
- self < other
- self <= other
- self > other
- self >= other
- 比較演算子です.
- finite?
- 値が ∞ でも,NaN( Not a number )でもなければ真を返します
- infinite?
- 数値が +∞ のとき 1,-∞ のとき -1 を返します.それ以外は,nil を返します.浮動小数点数の 0 による除算は ∞ です.
- nan?
- 数値が NaN( Not a number )のとき,真を返します.浮動小数点数 0 の 0 による除算は NaN です.
[定数]
- DIG
- Float が表現できる最大の 10 進桁数
- EPSILON
- 1.0 + Float::EPSILON != 1.0 となる最小の値
- MANT_DIG
- 仮数部の Float::RADIX 進法での桁数
- MAX
- MIN
- Float が取り得る最大値,最小値
- MAX_10_EXP
- MIN_10_EXP
- 最大/最小の 10 進の指数
- MAX_EXP
- MIN_EXP
- 最大/最小の Float::RADIX 進の指数
- RADIX
- 指数表現の基数
- ROUNDS
- 丸めモード( -1: 不定, 0: 0.0 の方向に丸め, 1: 四捨五入, 2: 正の無限大の方向に丸め, 3: 負の無限大の方向に丸め)