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秋保温泉,月岡温泉( 2024 年夏)

  最初の予定では,今年の春に行った乳頭温泉と過去一度も予約が取れなかった銀山温泉に行く予定であった.しかし,両者とも予約が取れず,秋保温泉と月岡温泉を主たる目的地にした.当初,9 月 1 日に自宅を出発し,郡山まで行く予定であった.しかし,大雨のため,東海道線を利用することができず.9 月 1 日に郡山まで行くことは無理と考え,8 月 31 日に,中央線経由で行けるところまで行くことにした.

  1. 8 月 31 日(土): 鷲津駅 0619 発,東海道本線特別快速米原行きに乗車した.本来は米原行きであったが,大雨による東海道線の一部区間不通のため,豊橋行きに変更になった.ただし,豊橋から米原行きと同時刻発車の列車が運転され,それに乗り換えることができた.金山で中央本線に乗り換え,中津川には,予定通り,0839 に到着した.しかし,中津川からの普通列車は 1000 発であり,1 時間以上待つ必要があった.今後,関東方面においても,大雨によって不通になる可能性があるため,中津川 0851 発の特急しなの 3 号に乗車して塩尻まで行った(料金:3420 円).同じような考えで東京に向かう人が多いとみられ,列車は指定席の通路やデッキにも乗客が立っているような状態であった.塩尻では,0958 発の中央本線の普通列車に乗り(甲府,高尾で乗り換え),西国分寺まで行った.そこから,武蔵野線で南浦和,京浜東北・根岸線で浦和,湘南新宿ライン快速で 1553 に宇都宮に到着した.結果として,不通になっていた箇所がなかったため,あえて特急を利用する必要はなかった.夕食として,餃子とビールを飲んだ.いろいろな種類の餃子が混ざったものを注文した.それはそれでおいしかったが,自分の好みのものだけからなる餃子の方が良かったかもしれない.
      宇都宮のホテルは予約してなかったので,宇都宮に向かう電車の中から,「天然温泉 益子の湯 スーパーホテル宇都宮」を予約した.素泊まりで 8,500 円であった.

  2. 9 月 1 日(日): 最初の予定では,この日に自宅から郡山へ向かう予定であった.しかし,既に宇都宮に来ているため,宇都宮から郡山への移動だけが必要になった.そこで,次の日に向かう仙台までの切符を買い( 4,510 円),郡山で途中下車することとした.青春 18 切符は,5 日しか使用できないため,6 日以上移動日がある場合は,料金の安い箇所では通常の切符を購入することにしている.郡山へは,黒磯,新白河を経由して(東北本線),2 時間半程度で行けるため,宇都宮で大谷資料館(大谷石を採掘した後の洞窟,右写真)と大谷観音(磨崖仏,写真撮影禁止)を見学した後(交通費と見学料で 2,000 円),郡山へ向かうこととした.予定外の出費となったが,十分見学する価値はあった.
      この日は,ホテルグローバルビュー郡山に宿泊した.素泊まりで 5,630 円であった.髭剃りなどは準備されていなかったが(歯ブラシはあり),大浴場があり,コインランドリーは洗剤もついて 200 円,乾燥機は無料であった.宿泊料,サービス共に,十分満足できるホテルであった.

  3. 9 月 2 日(月),3 日(火): 9 月 2 日の朝,仙台に向かった.仙台観光を行う予定だったが,あまりの暑さに仙台駅の周りをうろうろしただけで,冷房の効いた場所でコーヒーを飲みながら本を読んで時間をつぶした.1430 発,タケヤ交通,西部ライナーによって早々に秋保温泉に向かった.料金は片道 900円,所要時間 40 数分であり,仙台駅西口 63 番乗り場から乗車した.63 番乗り場は,青葉通りの仙台駅のすぐ近くにある(下の写真).

      2 日(月)~ 4 日(水),秋保温泉の華乃湯に 2 泊した.料金は,2 食付きで 28,400 円であった.部屋は,8 平米のシングルであり,トイレだけが付いていた(バス,シャワー無し).部屋はほぼベッドで占有されており,椅子やテーブルもなく,今まで利用してきたビジネスホテルに比べると,かなり狭く感じた.私のように,部屋で寝るだけのような場合は問題ないが,多少仕事をしたいような人にとっては不都合かもしれない.しかし,風呂は 3 カ所あり,24 時間利用可能であった.ロビーには,菓子,ソフトクリーム,ソフトドリンク,さらには,ワインなどのアルコール飲料も提供されており,すべて無料で利用できた.夕食,朝食とも,バイキング形式であるが,夕食にはステーキ,揚げたての天ぷら,寿司など,その種類は多く,アルコール類も飲み放題であった.部屋は狭かったが,これらの点を付加すると,妥当な料金かもしれないが,個人的には,食事等の質を落としても,もう少し安い方が望ましい.
      3 日(火)は,周辺をぶらぶらする予定だった.しかし,天気があまり良くなく,磊々峡(右の写真)を散策する程度で,部屋でごろごろすることになってしまった.秋保大滝へも行ってみたかったが,片道 15 km であり,もう少し若く,天気が良ければ,出かけたかもしれないが,今回はあきらめることにした.なお,温泉旅館はどこも同じかもしれないが,コインランドリーは設置されておらず,旅行中の洗濯スケジュールを適切に設定する必要がある.

  4. 9 月 4 日(水): 0630 発のバスで仙台に向かった.時間的に旅館の朝食は利用できないので,近くのコンビニで朝食を準備しておいた.仙台からは,東北本線を利用し,小牛田,一ノ関を経由して盛岡に向かった.盛岡からは,IRG いわて銀河鉄道によって好摩まで行き( 660 円),好摩からは花輪線で大館,大館からは奥羽本線で弘前に 1611 に到着した.花輪線では,車窓からの景色を期待したが,両側が森(林)のような場所を走っている時間が長く,例えば,只野線のようなすばらしいと思える風景は存在しなかった.この点が,五能線や只見線とは異なり,評判にならないのかもしれないが,一度は乗ってみてもらいたい.

    花輪線

    只見線( 2024 年 4 月)

      弘前では,ホテルルートイン弘前駅前に宿泊した.料金は,朝食付きで 8,750 円であった.ルートインでは,チェックインの際,名前,住所,電話番号を記述することを要求された.今回,楽天トラベルを通して予約したため,これらの情報は既にホテル側に届いているはずである.実際,他のホテルでは,名前,住所,電話番号を確認してサインをしただけでチェックインが可能であった.過去,何回もルートインには宿泊しており,この点を改善するようにして欲しいとの要求を何回も行ったが,全て無視されてしまった.小さなことではあるが,無駄な行為であり,客には迷惑である.この程度のことすら改善できないような体質を持ったホテルは,将来どうなるのであろう.このようなホテルには宿泊したくないが,駅の近くにあり,かつ,大浴場があるという条件によって,ルートインが選ばれることが多いことは非常に残念である.また,コインランドリーの料金も高すぎると思う.ホテルグローバルビュー郡山では 200 円であったが,ルートインでは 350 円(洗濯 200 円,洗剤 50 円,乾燥機 100 円)必要であった.

  5. 9 月 5 日(木): 五能線を経由する快速リゾートしらかみ 2 号で秋田に向かった.この快速には青春 18 切符で乗車可能だが,840 円の座席指定券が必要である.列車内でいくつかのイベントが開催され,この列車では,五所川原から 10 ~ 20 分程度,津軽三味線の演奏会が行われた.下に示した写真は以前乗車したときのものであり,今回は,動画を撮影しようとしたが失敗してしまった.

      五能線は,日本海を眺める車窓の美しさでも有名である.また,今回は寄らなかったが,十二湖で途中下車すれば,十二湖の風景を眺めることができる.ただし,バスで十二湖の入り口まで移動した後,多少歩く必要がある.

    五能線からの風景

    十二湖の一つである青沼( 2018 年 8 月)

      秋田からは,酒田を経由して鶴岡へ向かった.途中,余目を通ったが,陸羽西線は,まだ,代行バスが走っているようであった.五能線の場合もそうであったが,ローカル線では,災害等によって不通になると回復までに時間がかかる.そのまま廃線にならないか心配である.鶴岡では,ホテルルートイン鶴岡駅前に宿泊した.料金は,朝食付きで 8,750 円であった.ルートインに関しては,弘前の場合と同様である.

      秋田では,待ち合わせ時間が長かったため,駅ビルにある「秋田比内地鶏や」で,極上親子丼 1,580 円(究極親子丼は 2,000 円)を昼食として食べた.おいしかったけど,どうしても,「高いな~」と感じてしまう.今年の 4 月に,同じ店できりたんぽ鍋( 2,500 円)を食べた.1 ~ 2 名分と記載してあったが,一人で十分食べることができ,おいしかった.ただし,ゴボウの切り方が薄すぎ,ゴボウの歯触りと香りを十分味わえず,また,量も少なかったのが残念であった.

  6. 9 月 6 日(金): 鶴岡を 1012 に出発し,月岡温泉へ向かうシャトルバスが発着する豊栄に向かった(料金は 2,310 円).豊栄に 1223 に到着したが,シャトルバスの発車時刻は 1435 であるため,1 時間以上待つことになった.シャトルバスの料金は 300 円,所要時間は 20 分程度である.鶴岡の出発時間も遅く,豊栄における待ち時間も長い,もう少し良い計画を立てるべきであった.
      月岡温泉では,風鈴屋に宿泊した.料金は,朝食付きで 7,500 円であった.部屋は,10 畳以上ある和室であり,トイレ,バス付きであった.部屋や食事に問題はなかったが,ビジネスホテルと同じような入浴時間の制限があり,特に連泊するような場合は問題かもしれない.

  7. 9 月 7 日(土): シャトルバスで豊栄へ出た後,白新線で新潟,信越本線で長岡,上越線で越後川口,最後は,飯山線で長野に向かった(戸狩野沢温泉経由).飯山線も車窓の美しさ(下の写真)から人気のあるローカル線であり,1 両編成の車両はほぼ満席であった(ほとんどが旅行者?).

      長野では,長野第一ホテルに宿泊した.料金は,朝食付きで 8,300 円であった.翌日は飯田線を利用して自宅へ帰る予定であったが,信州そば&いなり寿司 2 個の朝食を食べてみたくなり,出発を遅らせ,中央線経由で帰ることにした.しかし,提供された信州そばは,期待したものではなく(どうしても,前日の夜に食べたそばと比較してしまう),多少後悔した.なお,ホテル内に喫煙場所がなく,たばこを吸う場合は,長野駅前の喫煙場所に行かざるを得なかった.ヘビースモーカーは注意されたい.

  8. 9 月 8 日(日): 篠ノ井線で松本,篠ノ井線と中央本線で中津川,中央本線で金山,東海道本線で鷲津に向かった.篠ノ井線や中央本線沿線にも,結構魅力的な場所が存在する.下に示すのは,篠ノ井線の姨捨における車窓からの景観である(日本三大車窓の一つ).

      旧中山道の宿場町である奈良井宿も,下車して探索してみる価値がある(中央本線).

      上松町の観光名所である寝覚ノ床も,旧中山道の有名な景勝地である(中央本線).列車からは,一瞬見えるだけであり,詳しくは上松で下車する必要がある.

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