浜名湖周辺サイクリングスポット
- 最近は,いろいろな事情により(主として,金銭的な問題が大きいのですが),複数日にわたるツーリングに行けませんので,普段行っている浜名湖周辺のサイクリングスポットについて紹介したいと思います.
- 浜名湖周辺とはいっても,実際上は,自宅周辺(自宅から日帰りで行ける場所)の紹介になると思います.参考のため,自宅の位置は,概略右図に示す場所です.
- 下に示す一番上の写真は,1 階の部屋から東側の浜名湖方面を移したものです.左端が東名の三ヶ日サービスエリア,柱で隠れているあたりからその右側が舘山寺方面になります.中央左の写真は,同じ部屋から,窓に近づき,舘山寺方向を写したものです.その右の写真は,冬の夜明け前に,左の写真より多少南側を写したものです.また,その右の写真は,庭(上の写真を写した部屋の南側)から東側を写したものです.一番下の写真は,2 階から移したものです.左側の写真は,中央左側の写真を写したほぼ真上に当たる位置から写したものであり,右側の写真は,2 階の北側の部屋から北側(天神様)を写したものです.右上が,浜名湖になり,猪鼻瀬戸方面になります.
(1 階と庭から)
(2 階から)
- 浜名湖一周
- 奥山(方広寺)周辺
- 渋川周辺
- 豊橋・豊川・新城・鳳来方面へのルート
- 奥三河
- 渥美半島と伊良湖岬
- 浜名湖一周
- 浜名湖周辺において,自転車で走っている人を最も多く見かけるのは,浜名湖を一周するコースだと思います.私自身も年何回かは走ります.最も最短のコースは,弁天島から,浜名湖大橋,村櫛,舘山寺,細江-362号-寸座峠-362号-(佐久米を過ぎた地点で左折),猪鼻瀬戸を経由して弁天島へ戻ってくるコースです.道はほとんど平坦であり,浜名湖湖岸を通るため気持ちの良いコースですが,一つ問題があります.それは,車が多すぎることです.浜名湖の東側(弁天島から細江)に関しては,自転車専用道路があるため(路面の状態が悪い場所もある),自動車を避けることはできますが,西側に関しては,自動車と一緒に走らざるを得ず,非常に自動車がじゃまになります.
- 上記のコースは,ほとんど浜名湖沿岸だけを走っているため,変化に乏しい点が気になります.舘山寺で自転車専用道路からはずれ,細江町へ入り,そこから,
- 方広寺,風越峠 or
- 国民宿舎奥浜名湖荘,奥浜名湖ハイキングコースに沿った道(尉ヶ峰経由) or
- 国民宿舎奥浜名湖荘,オレンジロード
- を経由して,三ヶ日へ出るコースを選択すれば,おもしろいコースになると思います.方広寺は,一度は訪れてみたいお寺ですし,奥浜名湖ハイキングコース(一部は,自転車でも走行可能)は,登りは多少大変ですが,車も少なく,木陰になっている道も多く,非常に気持ちの良い道です.また,オレンジロードは,アップダウンが多少きつく,体力を消耗するような道ですが,自動車も少なく,気持ちよく走れる道です.ただし,かなりの箇所を排水路が横切っており,その上に置いてある覆いと道との間に段差がある箇所が多く,ロードレーサなどで走行することはお勧めできません.
- 三ヶ日から,湖西方面へは,多少上り下りはありますが,三ヶ日から湖西へ向かうオレンジロードを通れば車を避けることができます.湖西方面へ向かうオレンジロードは,三ヶ日町内ではミカン畑の中を通っていますが,湖西市に入ると雑木林の中を通るようになり(上の写真の右側),結構気持ちの良い道です.
- 奥山(方広寺)周辺
- 奥山周辺へ向かう主たるルートは,車も多く,うっとうしい限りですが,国民宿舎奥浜名湖荘からオレンジロードを経由すれば(アップダウンが多く結構きつい),車を避けることができます.また,方広寺から,風越(カザコシ)峠を越え,三ヶ日に至るルートは非常に好きなコースの一つです.登り坂が多少続きます(それほど急な傾斜ではない),車も非常に少なく,杉木立の中を夏でも涼しく,かつ,気持ちよく走れます.
- 方広寺から奥山高原まで登り,林道を経て瓶割峠に至り,三ヶ日に向かうコースもありますが,林道の状態がかなり悪く,走るのに注意が必要です.
- むしろ,奥山高原からそのまま真っ直ぐ進み,陣座峠を経て,引佐または黄柳野へ向かうコースの方がよいと思います.ただし,奥山高原から陣座峠までの道(写真の左側の道)は余りよくありません.奥山高原から富幕山へ登り,ハイキングコースを経て陣座峠へ降りる道もありますが,自転車を担いで移動する覚悟が必要です.
- 渋川周辺
- まず,渋川へ向かうルートですが,私は,国道 257 号を通り,東黒田付近で右折する方法をとっています.右折するまでは,車も多いのですが,右折後は非常に少なくなります.257 号へ出るには,細江から,龍潭寺(りょうたんじ)の前を通る道をよく利用します.龍潭寺は,彦根井伊家の菩提寺であり,小堀遠州作の庭園で有名です.
- また,浜松方面から方広寺へ向かう道で,方広寺方面へ左折せず,少し先を右折して,国道 257 号方面へ向かう方法もあります.このルートの方が車は少ないと思いますが,時間はかかります.
- 渋川からは,熊方面か,または,三河大野方面へ向かうことになります.熊へ抜けた後は,飯田線方面へ抜ける(まだ,行ったことがありません)か,または,天竜市方面へ向かうかのいずれかのルートをとることになります.熊から阿多古川沿いに西鹿島方面へ向かうのが,途中から車の数も増えてきますが,下り道も多く最も走りやすい道だと思います.途中で,中代峠(懐山)を越え(結構,きつい),東黒田へ戻ってくる方法もあります.
- 三河大野方面へ向かう場合も,下の左側の写真に示すように,車は非常に少なく,気持ちの良い道が続きます(登りは多少きついですが).峠へ至る直前に突如視界が開け,下の右側の写真に示す(この写真は,人家を通り過ぎたところで撮ったもの)ような人家と畑が現れ,少し桃源郷に至ったような雰囲気が味わえます.
- 峠を下ると,東海自然歩道の夏明橋に至り,直進すると佐久間方面,左折すると三河大野方面に至ります.下の右側の写真は,夏明橋から三河大野方面へ至る道を写したものです.
- 上の右の写真に示す道を直進すると,阿寺を経て三河大野方面,または,三河川合方面へ向かうことができます.いずれにしろ,ほとんど下りの道で,車もそれほど多くなく走りやすい道です.
- 渋川付近は,どこへ向かうにしろ,峠を越えなければなりませんが,それほどきつい峠ではなく,また,車も少ないので,渋川付近は非常に良いサイクリングスポットだと思います(そこへ至る過程と,帰りが問題ですが).
- 豊橋・豊川・新城・鳳来方面へのルート
- 周辺へサイクリングに行くと,西側から浜名湖へ入ったり,浜名湖から西側へ向かいたいような場合がよく起こります.そこで,それらのルートについて紹介しておきます.
- まず,最も南側のルートは,鷲津から白須賀を通るルートです.アップダウンも少なく,走りやすい道です.私も,渥美半島(伊良湖岬までの道は,車も多く,単調)へ行くような場合はこのルートを利用します.また,太平洋岸を走るような場合も,利用しやすいルートです.車もそれほど多くありません.
- 自宅から豊橋方面へ行くような場合は,新所原駅,二川駅を経たルートをよく利用します.車も多く,走りやすい道ではありませんが,距離的な関係からよく利用します.
- 以上述べた二つのルートはほぼ平坦ですが,これより北のルートは,すべて峠越えになります.多米峠を越えるルート,本坂峠を越えるルート(国道 362 号)がありますが,愛知県側に出ると車が非常に多く,いずれもあまり利用したいルートではありません.
- 私がよく利用するのは,宇利峠を越えるルート(国道 301 号)と瓶割峠を越えるルートです.宇利峠を越えるルートは,新城方面へ出るには最も都合が良く,また,峠自体もそれほどきつくないためによく利用します.写真は,宇利峠の手前から浜名湖方面を移したものです.
- 鳳来方面へ出るときは,瓶割峠をよく利用します.三ヶ日を過ぎたあたりから,黄柳野を経由して,国道 257 号にぶつかるまでは,車も少なく,非常に快適に走れます.途中で左折し,新城へ出るルートもあります.車は少ないのですが,国道 301 号を経由するより時間はかかります.また,新城方面からこのルートをとると,登りがかなり大変です.写真は,黄柳野(左へ曲がると陣座峠を経て引佐へ向かう道の分岐点付近)から瓶割峠の方向(正面)を移したものです.
- 奥三河
- 新城から国道 301 号を豊田方面へ向かうと,作手(つくで)村に入るまで,かなり長い上り坂が続きます.車はそれほど多くありませんが,傾斜はかなり急で,夏は特に大変です.写真は,峠の少し手前から新城方面を写したものです.
- 作手村に入ってから戸津呂で右折し,蓬莱方面へ向かいます.右折してから,国道 257 へぶつかるまでは,非常に快適な道が続きます.車は非常に少なく,川沿いの緩やかな下り道を,杉林の中などを通りながらゆっくり走れます.「サイクリングに来てよかったなあ!」とつくづく思います.
- 国道 257 へ出て,国道 151 へ突き当たるまでの道は,それまでの道と同様,川沿いの下り道(右の写真)ですが,車の数が増え,余りぼんやり走ってはおれなくなります.国道 151 号へ突き当たってからは,新城へ向かい国道 301 号を通るか,または,国道 257 号をそのまま進み,黄柳野から瓶割峠を経て浜名湖へ入る方法がありますが,私自身は,後者の道の方が好みです.
- 渥美半島と伊良湖岬
- 私の家から,白須賀へ向かい,国道 1 号線を横断して国道 42 号線へ入れば,後は一本道で伊良湖岬へ到着します.あまり良い写真ではありませんが,右は汐見坂を上から眺めた写真です.現在見える太平洋と国道 1 号線からはそれほどの景色とは思えませんが,たぶん江戸時代においては東海道のかなりの名所であったことだろうという感じがします.伊良湖岬へ行くルートからほんの少しはずれますが,一度は見ておいても良いと思います.
- 国道 42 号線は渥美半島の南側を走っていますが,海岸から離れており,海はほとんど見えません.太平洋を見るためには,国道をはずれて南側へ走る必要があります.上記の 2 枚の写真は,太平洋に出て写した写真です(「少年自然の家」の少し浜松より付近の海岸).サーフィンや釣りに来ている人も多く見受けられます.これらの写真から多少見当がつくかと思いますが,渥美半島は小高い台地のようになっており,その台地上を国道 42 号線が走っています.急な傾斜はありませんが,平らなところは少なく,緩やかな登りと下りを繰り返しています.行きはそれほど感じませんが,帰りの行程ではその緩やかな登りがかなり応えてきます.
- 国道 42 号線は 2 車線ですが,あまり広くありません.交通量もそれなりにあります.また,渥美半島の付け根に近くなるほどトラックも増えてきます.トラックが自転車を追い抜くためには,反対車線に多少出る必要があり,かなりうっとうしく感じます.右の写真のように,渥美半島の先端部分(赤羽根港以降)には自転車道がありますが,所々で中断しており,中断するたびに国道へ戻らなければ成らず,かえって疲れるような気もします.
- 下の 2 枚は,渥美半島の先端にある伊良湖岬灯台と恋路ヶ浜の写真です.国道だけを走っているとかなり単調で,かつ,自動車をうっとうしく感じますが,一度は行ってみても良いコースだと思います.