巡回セールスマン問題(逐次改善法)

ruby test.rb ケーススタディファイル名

と入力してやれば実行できます.ケーススタディファイルは,たとえば,同じ問題を乱数の初期値を変えて実行したいような場合や複数の問題を解く場合に効果的であり,以下のような形式で作成します.
3
data2.txt
data2.txt
data3.txt		
  最初の行に問題の数を入力し,以下,その数だけデータファイル名を入力します.データファイルは,問題自身とその解法の詳細を記述するためのファイルであり,たとえば以下のように記述します.
都市の数 10 最大試行回数 3000 選択方法(0:最良,1:最初) 1 近傍(2or3) 3
出力レベル(負はファイル) 0 出力方法(-1:なし,0:すべて,1:評価値) 1
出力ファイル名 out1.txt 表示間隔 0
-58 37
55 -19
・・・		
  日本語で記述した部分(「都市の数」,「最大試行回数」等)は,次に続くデータの説明ですのでどのように修正しても構いませんが,削除したり,または,複数の文(間に半角のスペースを入れる)にするようなことはしないでください.各データの意味は以下に示す通りです.
都市の数

  都市の数を入力します

最大試行回数

  逐次改善法における最大試行回数です.もちろん,この回数より少ない回数で改善が不可能になればその時点で終了します.

選択方法(0:最良,1:最初)

  最適値を逐次改善法を利用して求めます.逐次改善法においては,λ近傍に含まれる(λ本の)枝を入れ替えるという作業を距離の改善がなされなくなるまで続けることによって,解を求めます.各ステップにおいて,どのλ本の枝を入れ替えるかを探索していきますが,ここに 0 を入力すると,λ本の枝を入れ替えるすべての組み合わせの内,最も改善度が高いものを選択します.また,1 を入力すると,最初に見つかったλ本の枝をすぐ入れ替えます.通常,1 で良いと思います.

近傍(2or3)

  λの値を入力してください,利用できるのは 2 または 3 だけです.

出力レベル(負はファイル)

  結果の出力方法を入力します.
=0 : 最終結果だけを出力します.
=n : n 回毎に出力します.なお,n が負の場合は,-n 回毎に,ファイルに追加形式( append )で出力されます.n が正の場合は,出力するたびに,出力を行うか否か,および,どこに出力するかを聞いてきます.したがって,この段階において,出力先をファイルに変更することも可能です( n = 0 の場合も同様).

出力方法(-1:なし,0:すべて,1:評価値)

  結果の出力方法を入力します.
=-1 : 出力を全く行いません.
=0 : 経路長と巡回する都市の順番を出力します.
=1 : 得られた経路長だけを出力します.ただし,最終結果だけは,都市の順番も出力します.

出力ファイル名

  結果を保存するファイル名です.なお,画面に出力する場合も,この項目を必ず入力してください(利用はされません).

表示間隔

  計算がどこまで進んでいるのかを示すため,結果の概略を画面に表示しますが,それを何回毎に行うのかを入力します.

-58 37
55 -19
・・・

  以下,各都市の x 座標と y 座標です(整数値).都市の数だけ必要になります.この入力された順番が,その都市の都市番号になります( 0 から始まる).
  結果を画面に出力する場合,各ケースが終了毎に入力待ちの状態になります.また,都市の順番も出力する場合は,指定された数の都市を出力する毎に入力待ちの状態になります.return キーを入力すれば継続されます.