ファイルシステム関数

［機能］

　　ファイルやディレクトリの操作

［関数］

basename　　パス名からファイル名を取り出す

chmod　　ファイルのモードを変更する

copy　　ファイルをコピーする

dirname　　パス名からディレクトリ名を取り出す

fclose　　ストリームを閉じる

fgetc　　ストリームから１文字読み込む

fgetcsv　　CSV ファイルからデータを読み込む

fgets　　１行読み込む

fgetss　　HTML および PHP のタグを取り除き１行読み込む

file　　ファイル全体を読み込んで配列に格納する

file_exists　　ファイルまたはディレクトリの存在を調べる

fileatime　　ファイルの最終アクセス時刻を返す

filemtime　　ファイルの更新時刻を返す

filesize　　ファイルのサイズを返す

filetype　　ファイルのタイプを返す

fopen　　ファイルまたは URL を開く

fread　　バイナリ・モードでファイルから読み込む

fscanf　　フォーマットに従ってデータを読み込む

fwrite　　バイナリ・モードでファイルに書き込む

is_dir　　ディレクトリか否かを調べる

is_executable　　実行可能か否かを調べる

is_file　　通常のファイルか否かを調べる

is_readable　　読み込み可能か否かを調べる

is_writable　　書き込み可能か否かを調べる

mkdir　　ディレクトリを作成する

move_uploaded_file　　ファイルのアップロード

readfile　　ファイルを読み標準出力に出力する

realpath　　絶対パスを返す

rename　　ファイル名を変更する

rewind　　ファイルポインタを先頭に戻す

rmdir　　ディレクトリを削除する

tempnam　　テンポラリファイル名を生成する

tmpfile　　テンポラリファイルを作成する

touch　　ファイルの最終更新日時をセットする

unlink　　ファイルを削除する

• string basename ( パス名 [, 拡張子] )
  　　「パス名」からファイル名を取り出す．「拡張子」を指定すると，その部分も除かれる．

  echo "ファイル名（拡張子を指定しない）： ".basename("/home/suganuma/public_html/index.html")."<BR>\n";
  echo "ファイル名（拡張子を指定する）： ".basename("/home/suganuma/public_html/index.html", ".html")."<BR>\n";
  echo "ディレクトリ名： ".dirname("/home/suganuma/public_html/index.html")."<BR>\n";			

  (出力)

  ファイル名（拡張子を指定しない）： index.html
  ファイル名（拡張子を指定する）： index
  ディレクトリ名： /home/suganuma/public_html			

• int chmod ( ファイル名, モード )
  　　「ファイル名」で指定されたファイルのモードを変更する．モードは，最初に 0 を付加した 8 進数で指定する．成功した場合に TRUE，失敗した場合に FALSE を返す．

  echo "モード変更（成功）： ".chmod("/home/suganuma/public_html/temp/general.htm", 0666)."<BR>\n";			

  (出力)

  モード変更（成功）： 1			

• int copy ( コピー元, コピー先 )
  　　ファイルをコピーする．成功した場合に TRUE，失敗した場合に FALSE を返す．

  echo "ファイルのコピー（成功）： ".copy("test.htm", "test1.htm")."<BR>\n";			

  (出力)

  ファイルのコピー（成功）： 1			

• string dirname ( パス名 [, 拡張子] )
  　　「パス名」からディレクトリ名を取り出す．

  echo "ファイル名（拡張子を指定しない）： ".basename("/home/suganuma/public_html/index.html")."<BR>\n";
  echo "ファイル名（拡張子を指定する）： ".basename("/home/suganuma/public_html/index.html", ".html")."<BR>\n";
  echo "ディレクトリ名： ".dirname("/home/suganuma/public_html/index.html")."<BR>\n";			

  (出力)

  ファイル名（拡張子を指定しない）： index.html
  ファイル名（拡張子を指定する）： index
  ディレクトリ名： /home/suganuma/public_html			

• bool fclose ( ストリーム )
  　　「ストリーム」を閉じる．成功した場合に TRUE，失敗した場合に FALSE を返す．

  $out  = fopen("temp.txt", "wb");
  $str1 = "ファイル入出力<BR>\nファイル内容は，・・・<BR>\n";
  fwrite($out, $str1);
  fclose($out);
  $in   = fopen("temp.txt", "rb");
  $str2 = fread($in, filesize("temp.txt"));
  fclose($in);
  echo $str2;			

  (出力)

  ファイル入出力
  ファイル内容は，・・・			

• string fgetc ( ストリーム )
  　　「ストリーム」から１文字読み込み，文字列を返す．EOF の場合に FALSE を返す．ストリームを STDIN にすれば，標準入力から入力することができる．

  $out = fopen("temp.txt", "wb");
  $str = "abc<BR>\nefg<BR>\n";
  fwrite($out, $str);
  fclose($out);
  $in = fopen("temp.txt", "rb");
  while ($str = fgetc($in))
  	echo $str."<BR>\n";
  fclose($in);			

  (出力)

  a
  b
  c
  <
  B
  R
  >
  
  e
  f
  g
  <
  B
  R
  >
  			

• array fgetcsv ( ストリーム , 長さ [, 区切り文字 [, 囲い文字]] )
  　　「ストリーム」で指定された csv ファイルからデータを１行ずつ読み込み，配列に入れて返す．「長さ」は，CSV ファイルにある最も長い行よりも大きくなければならない．「区切り文字」は，１文字からなる文字列であり，デフォルトはカンマである．「囲い文字」は，１文字からなる文字列であり，デフォルトはダブルクォーテーションマークである．

  $out = fopen("temp.csv", "wb");
  $x   = "10,20,30\na,b,c\n";
  fwrite($out, $x);
  fclose($out);
  
  echo "fgetcsv：<BR>\n";
  $in = fopen("temp.csv", "rb");
  while ($y = fgetcsv($in, 100)) {
  	foreach ($y as $key => $value)
  		echo "　　キー： ".$key."， 値： ".$value."<BR>\n";
  }
  fclose($in);
  
  echo "fgets：<BR>\n";
  $in = fopen("temp.csv", "rb");
  while ($z = fgets($in))
  	echo "　　".$z."<BR>\n";
  fclose($in);
  			

  (出力)

  fgetcsv：
  　　キー： 0， 値： 10
  　　キー： 1， 値： 20
  　　キー： 2， 値： 30
  　　キー： 0， 値： a
  　　キー： 1， 値： b
  　　キー： 2， 値： c
  fgets：
  　　10,20,30 
  　　a,b,c 
  			

• string fgets ( ストリーム [, 長さ] )
  　　「ストリーム」で指定されたファイルから１行読み込み，その文字列を返す．読み出しは，（「長さ」 - 1）バイト読み出したか，(返り値 に含まれる)改行文字を検出したか，または，EOF に達したかのいずれかが起こった時点で終了する．「長さ」が指定されない場合，デフォルトは 1024 バイトとなる．ストリームを STDIN にすれば，標準入力から入力することができる．

  $out = fopen("temp.txt", "wb");
  $x   = "10,20,30<BR>\na,b,c<BR>\n";
  fwrite($out, $x);
  fclose($out);
  
  echo "fgets：<BR>\n";
  $in = fopen("temp.txt", "rb");
  while ($y = fgets($in))
  	echo "　　".$y;
  fclose($in);
  
  echo "fgetss（BR タグを除く）：<BR>\n";
  $in = fopen("temp.txt", "rb");
  while ($z = fgetss($in, 100)) {
  	echo "　　".$z;
  }
  fclose($in);
  			

  (出力)

  fgets：
  　　10,20,30
  　　a,b,c
  fgetss（BR タグを除く）：
  　　10,20,30 　　a,b,c			

• string fgetss ( ストリーム , 長さ [, タグ] )
  　　「ストリーム」で指定されたファイルから１行読み込み，その文字列を返す．その際，HTML および PHP のタグを取り除く．読み出しは，（「長さ」 - 1）バイト読み出したか，(返り値 に含まれる)改行文字を検出したか，または，EOF に達したかのいずれかが起こった時点で終了する．「長さ」が指定されない場合，デフォルトは 1024 バイトとなる．「タグ」によって，取り除く必要がないタグを指定することができる．ストリームを STDIN にすれば，標準入力から入力することができる．

  $out = fopen("temp.txt", "wb");
  $x   = "10,20,30<BR>\na,b,c<BR>\n";
  fwrite($out, $x);
  fclose($out);
  
  echo "fgets：<BR>\n";
  $in = fopen("temp.txt", "rb");
  while ($y = fgets($in))
  	echo "　　".$y;
  fclose($in);
  
  echo "fgetss（BR タグを除く）：<BR>\n";
  $in = fopen("temp.txt", "rb");
  while ($z = fgetss($in, 100)) {
  	echo "　　".$z;
  }
  fclose($in);
  			

  (出力)

  fgets：
  　　10,20,30
  　　a,b,c
  fgetss（BR タグを除く）：
  　　10,20,30 　　a,b,c			

• array file ( ファイル名 [, インクルード] )
  　　「ファイル名」で指定されたファイル全体を読み込んで配列に格納する．配列の各要素はファイルの各行に対応する．「インクルード」に "1" を設定することにより，include_path のファイルの検索も行うこともできる．

  $out = fopen("temp.txt", "wb");
  $x   = "10,20,30\na,b,c\n";
  fwrite($out, $x);
  fclose($out);
  $y = file("temp.txt");
  foreach ($y as $key => $value)
  	echo "キー： ".$key."， 値： ".$value."<BR>\n";			

  (出力)

  キー： 0， 値： 10,20,30 
  キー： 1， 値： a,b,c			

• bool file_exists ( ファイル名 )
  　　「ファイル名」で指定されたファイルまたはディレクトリの存在を調べる．存在すれば TRUE，そうでなければ FALSE を返す．

  echo "ファイルの存在： ".file_exists("temp.csv")."<BR>\n";
  echo "アクセス時刻： ".fileatime("temp.csv")."<BR>\n";
  echo "更新時刻： ".filemtime("temp.csv")."<BR>\n";
  echo "サイズ： ".filesize("temp.csv")."<BR>\n";
  echo "タイプ： ".filetype("temp.csv")."<BR>\n";			

  (出力)

  ファイルの存在： 1
  アクセス時刻： 1141110019
  更新時刻： 1141110019
  サイズ： 15
  タイプ： file			

• int fileatime ( ファイル名 )
  　　「ファイル名」で指定されたファイルの最終アクセス時刻を UNIX タイムスタンプとして返す．

  echo "ファイルの存在： ".file_exists("temp.csv")."<BR>\n";
  echo "アクセス時刻： ".fileatime("temp.csv")."<BR>\n";
  echo "更新時刻： ".filemtime("temp.csv")."<BR>\n";
  echo "サイズ： ".filesize("temp.csv")."<BR>\n";
  echo "タイプ： ".filetype("temp.csv")."<BR>\n";			

  (出力)

  ファイルの存在： 1
  アクセス時刻： 1141110019
  更新時刻： 1141110019
  サイズ： 15
  タイプ： file			

• int filemtime ( ファイル名 )
  　　「ファイル名」で指定されたファイルの更新時刻を UNIX タイムスタンプとして返す．

  echo "ファイルの存在： ".file_exists("temp.csv")."<BR>\n";
  echo "アクセス時刻： ".fileatime("temp.csv")."<BR>\n";
  echo "更新時刻： ".filemtime("temp.csv")."<BR>\n";
  echo "サイズ： ".filesize("temp.csv")."<BR>\n";
  echo "タイプ： ".filetype("temp.csv")."<BR>\n";			

  (出力)

  ファイルの存在： 1
  アクセス時刻： 1141110019
  更新時刻： 1141110019
  サイズ： 15
  タイプ： file			

• int filesize ( ファイル名 )
  　　「ファイル名」で指定されたファイルのサイズを返す．

  echo "ファイルの存在： ".file_exists("temp.csv")."<BR>\n";
  echo "アクセス時刻： ".fileatime("temp.csv")."<BR>\n";
  echo "更新時刻： ".filemtime("temp.csv")."<BR>\n";
  echo "サイズ： ".filesize("temp.csv")."<BR>\n";
  echo "タイプ： ".filetype("temp.csv")."<BR>\n";			

  (出力)

  ファイルの存在： 1
  アクセス時刻： 1141110019
  更新時刻： 1141110019
  サイズ： 15
  タイプ： file			

• string filetype ( ファイル名 )
  　　「ファイル名」で指定されたファイルのタイプを返す．返される値は fifo，char，dir，block，link，file，unknown のいずれかである．

  echo "ファイルの存在： ".file_exists("temp.csv")."<BR>\n";
  echo "アクセス時刻： ".fileatime("temp.csv")."<BR>\n";
  echo "更新時刻： ".filemtime("temp.csv")."<BR>\n";
  echo "サイズ： ".filesize("temp.csv")."<BR>\n";
  echo "タイプ： ".filetype("temp.csv")."<BR>\n";			

  (出力)

  ファイルの存在： 1
  アクセス時刻： 1141110019
  更新時刻： 1141110019
  サイズ： 15
  タイプ： file			

• resource fopen ( ファイル名, モード [, インクルード] )
  　　「ファイル名」で指定されたファイルまたは URL を，「モード」で指定された方法で開く．「インクルード」に '1' 又は TRUE を設定することにより，include_path のファイルの検索も行う．モードの指定方法は以下の通りである．互換性維持のために、常に 'b' フラグを指定することが望ましい．

  mode	説明
  'r'	読み込みのみでオープンする．ファイルポインタをファイルの先頭に置く．
  'r+'	読み込み／書き出し用にオープンする．ファイルポインタをファイルの先頭に置く．
  'w'	書き出しのみでオープンする．ファイルポインタをファイルの先頭に置き，ファイルサイズをゼロにする．ファイルが存在しない場合には作成を試みる．
  'w+'	読み込み／書き出し用でオープンする．ファイルポインタをファイルの先頭に置き，ファイルサイズをゼロにする．ファイルが存在しない場合には作成を試みる．
  'a'	書き出し用のみでオープンする．ファイルポインタをファイルの終端に置く．ファイルが存在しない場合には作成を試みる．
  'a+'	読み込み／書き出し用でオープンする．ファイルポインタをファイルの終端に置く．ファイルが存在しない場合には作成を試みる．
  'x'	書き込みのみでオープンする．ファイルポインタをファイルの先頭に置く．ファイルが既に存在する場合にはエラーを発行し，ファイルが存在しない場合には新規作成を試みる．
  'x+'	読み込み／書き出し用でオープンする．ファイルポインタをファイルの先頭に置く．ファイルが既に存在する場合にはエラーを発行する．

  $out  = fopen("temp.txt", "wb");
  $str1 = "ファイル入出力<BR>\nファイル内容は，・・・<BR>\n";
  fwrite($out, $str1);
  fclose($out);
  $in   = fopen("temp.txt", "rb");
  $str2 = fread($in, filesize("temp.txt"));
  fclose($in);
  echo $str2;			

  (出力)

  ファイル入出力
  ファイル内容は，・・・			

• string fread ( ストリーム, 長さ )
  　　「ストリーム」から「長さ」で指定されたバイト数だけデータを読み込む．「長さ」バイト分読み込まれたか，または，EOF（ファイルの終端）に達したか，あるいは，パケットが利用可能になったとき（ネットワークストリームの場合）の，いずれか早い方の事象により中止される．読み込んだ文字列，または，エラー時には FALSE を返す．

  $out  = fopen("temp.txt", "wb");
  $str1 = "ファイル入出力<BR>\nファイル内容は，・・・<BR>\n";
  fwrite($out, $str1);
  fclose($out);
  $in   = fopen("temp.txt", "rb");
  $str2 = fread($in, filesize("temp.txt"));
  fclose($in);
  echo $str2;			

  (出力)

  ファイル入出力
  ファイル内容は，・・・			

• mixed fscanf ( ストリーム, フォーマット [, 変数 &...] )
  　　「ストリーム」で指定したファイルから，「フォーマット」に従ってデータを読み込む．引数が二つだけの場合，処理された値は配列として返される．また，「変数」が指定された場合は，代入された値の数を返す．

  $out = fopen("temp.txt", "wb");
  $x   = "10 2.5 abc";
  fwrite($out, $x);
  fclose($out);
  
  $in = fopen("temp.txt", "rb");
  echo "配列に返す：<BR>\n";
  $y  = fscanf($in, "%d %f %s");
  foreach ($y as $key => $value)
  	echo "　　キー： ".$key."， 値： ".$value."<BR>\n";
  fclose($in);
  
  $in = fopen("temp.txt", "rb");
  echo "引数に返す： ".fscanf($in, "%d %f %s", $y1, $y2, $y3)."<BR>\n";
  echo "　　".$y1."<BR>\n";
  echo "　　".$y2."<BR>\n";
  echo "　　".$y3."<BR>\n";
  fclose($in);
  			

  (出力)

  配列に返す：
  　　キー： 0， 値： 10
  　　キー： 1， 値： 2.5
  　　キー： 2， 値： abc
  引数に返す： 3
  　　10
  　　2.5
  　　abc			

• int fwrite ( ストリーム, 文字列 [, 長さ] )
  　　「文字列」を「ストリーム」に書き込む．「長さ」与えられている場合，「長さ」バイト数分の書き込みが完了したか，「文字列」が終わりに達したかのいずれか早い方の事象により書き込みは中止される．書き込んだバイト数，または，エラー時に FALSE を返す．

  $out  = fopen("temp.txt", "wb");
  $str1 = "ファイル入出力<BR>\nファイル内容は，・・・<BR>\n";
  fwrite($out, $str1);
  fclose($out);
  $in   = fopen("temp.txt", "rb");
  $str2 = fread($in, filesize("temp.txt"));
  fclose($in);
  echo $str2;			

  (出力)

  ファイル入出力
  ファイル内容は，・・・			

• bool is_dir ( ファイル名 )
  　　「ファイル名」で指定したファイルがディレクトリであれば TRUE を返す．

  echo "ディレクトリか？： ".is_dir("test.php")."<BR>\n";
  echo "実行可能か？： ".is_executable("test.php")."<BR>\n";
  echo "ファイルか？： ".is_file("test.php")."<BR>\n";
  echo "読み込み可能か？： ".is_readable("test.php")."<BR>\n";
  echo "書き込み可能か？： ".is_writable("test.php")."<BR>\n";			

  (出力)

  ディレクトリか？： 
  実行可能か？： 
  ファイルか？： 1
  読み込み可能か？： 1
  書き込み可能か？： 1			

• bool is_executable ( ファイル名 )
  　　「ファイル名」で指定したファイルが実行可能であれば TRUE を返す．

  echo "ディレクトリか？： ".is_dir("test.php")."<BR>\n";
  echo "実行可能か？： ".is_executable("test.php")."<BR>\n";
  echo "ファイルか？： ".is_file("test.php")."<BR>\n";
  echo "読み込み可能か？： ".is_readable("test.php")."<BR>\n";
  echo "書き込み可能か？： ".is_writable("test.php")."<BR>\n";			

  (出力)

  ディレクトリか？： 
  実行可能か？： 
  ファイルか？： 1
  読み込み可能か？： 1
  書き込み可能か？： 1			

• bool is_file ( ファイル名 )
  　　「ファイル名」で指定したファイルが通常のファイルであれば TRUE を返す．

  echo "ディレクトリか？： ".is_dir("test.php")."<BR>\n";
  echo "実行可能か？： ".is_executable("test.php")."<BR>\n";
  echo "ファイルか？： ".is_file("test.php")."<BR>\n";
  echo "読み込み可能か？： ".is_readable("test.php")."<BR>\n";
  echo "書き込み可能か？： ".is_writable("test.php")."<BR>\n";			

  (出力)

  ディレクトリか？： 
  実行可能か？： 
  ファイルか？： 1
  読み込み可能か？： 1
  書き込み可能か？： 1			

• bool is_readable ( ファイル名 )
  　　「ファイル名」で指定したファイルが読み込み可能であれば TRUE を返す．

  echo "ディレクトリか？： ".is_dir("test.php")."<BR>\n";
  echo "実行可能か？： ".is_executable("test.php")."<BR>\n";
  echo "ファイルか？： ".is_file("test.php")."<BR>\n";
  echo "読み込み可能か？： ".is_readable("test.php")."<BR>\n";
  echo "書き込み可能か？： ".is_writable("test.php")."<BR>\n";			

  (出力)

  ディレクトリか？： 
  実行可能か？： 
  ファイルか？： 1
  読み込み可能か？： 1
  書き込み可能か？： 1			

• bool is_writable ( ファイル名 )
  　　「ファイル名」で指定したファイルが書き込み可能であれば TRUE を返す．

  echo "ディレクトリか？： ".is_dir("test.php")."<BR>\n";
  echo "実行可能か？： ".is_executable("test.php")."<BR>\n";
  echo "ファイルか？： ".is_file("test.php")."<BR>\n";
  echo "読み込み可能か？： ".is_readable("test.php")."<BR>\n";
  echo "書き込み可能か？： ".is_writable("test.php")."<BR>\n";			

  (出力)

  ディレクトリか？： 
  実行可能か？： 
  ファイルか？： 1
  読み込み可能か？： 1
  書き込み可能か？： 1			

• bool mkdir ( パス名 [, モード ] )
  　　「パス名」で指定されたディレクトリを作成する．「モード」は 8 進数で指定する必要があり，0777 がデフォルトである．成功した場合に TRUE，失敗した場合に FALSE を返す．

  if (mkdir("test_dir")) {
  	if (rmdir("test_dir"))
  		echo "ディレクトリを作成し，削除しました";
  }			

  (出力)

  ディレクトリを作成し，削除しました 			

• bool move_uploaded_file ( ファイル名１ , ファイル名２ )
  　　「ファイル名１」で指定されたファイルが有効なアップロードファイルであるかどうかを確認し，もし有効なファイルである場合，「ファイル名２」として保存される．成功した場合に TRUE，失敗した場合に FALSE を返す．
  （ HTML ファイル： up_load.htm ）

  <HTML>
  <HEAD>
  	<TITLE>ファイルアップロード</TITLE>
  </HEAD>
  <BODY STYLE="font-size: 130%">
  
  	<H2 STYLE="text-align: center">ファイルのアップロード</H2>
  	<P  STYLE="text-align: center">
  		<FORM NAME="up" ENCTYPE="multipart/form-data" ACTION="up_load.php" METHOD="post">
  			<INPUT TYPE="hidden" NAME="MAX_FILE_SIZE" VALUE="10000000" >
  			<INPUT TYPE="file" NAME="userfile" STYLE="font-size: 100%">　
  			<INPUT TYPE="submit" VALUE="アップロード" STYLE="font-size: 100%">
  		</FORM>
  	</P>
  </BODY>
  </HTML>
  			

  $_FILES の内容は次のようになる．
  • $_FILES['userfile']['name']　　クライアントマシンの元のファイル名
  • $_FILES['userfile']['size']　　アップロードされたファイルのバイト単位のサイズ
  • $_FILES['userfile']['tmp_name']　　アップロードされたファイルがサーバー上で保存されているテンポラリファイルの名前
  （ CGI ファイル： up_load.php ）

  <HTML>
  <HEAD>
  	<TITLE>ファイルアップロード</TITLE>
  </HEAD>
  <BODY STYLE="font-size: 130%">
  <?
  	$uploaddir  = '../temp/';
  	$uploadfile = $uploaddir.$_FILES['userfile']['name'];
  	$file       = $_FILES['userfile']['name'];
  	if (move_uploaded_file($_FILES['userfile']['tmp_name'], $uploadfile))
  		echo "　　ファイル ".$file." をアップロードしました．\n";
  	else
  		echo "　　アップロードに失敗しました！\n";
  ?>
  </BODY>
  </HTML>
  			

• int readfile ( ファイル名 [, インクルード ] )
  　　「ファイル名」で指定されたファイルを読み込み，その内容を標準出力に出力する．成功すると読み込んだバイト数を返す．「インクルード」こ TRUE を設定することにより，include_path のファイルの検索も行うことができる．

  $n = readfile("temp.txt");
  echo "<BR>バイト数： ".$n;			

  (出力)

  10 2.5 abc
  バイト数： 10 			

• string realpath ( ファイル名 )
  　　「ファイル名」で指定されたファイルの絶対パス名を返す．

  echo "絶対パス(変更前)： ".realpath("temp.txt")."<BR>\n";
  rename("temp.txt", "temp1.txt");
  echo "絶対パス(変更後)： ".realpath("temp1.txt")."<BR>\n";			

  (出力)

  絶対パス(変更前)： /home/suganuma/public_html/temp/temp.txt
  絶対パス(変更後)： /home/suganuma/public_html/temp/temp1.txt			

• bool rename ( 旧ファイル名, 新ファイル名 )
  　　ファイル名を「旧ファイル名」から「新ファイル名」に変更する．成功した場合に TRUE，失敗した場合に FALSE を返す．

  echo "絶対パス(変更前)： ".realpath("temp.txt")."<BR>\n";
  rename("temp.txt", "temp1.txt");
  echo "絶対パス(変更後)： ".realpath("temp1.txt")."<BR>\n";			

  (出力)

  絶対パス(変更前)： /home/suganuma/public_html/temp/temp.txt
  絶対パス(変更後)： /home/suganuma/public_html/temp/temp1.txt			

• bool rewind ( ストリーム )
  　　「ストリーム」で示されたファイルのファイルポインタを先頭に戻す．

  $out  = fopen("temp.txt", "wb");
  $str1 = "　　ファイル入出力<BR>\n　　ファイル内容は，・・・<BR>\n";
  fwrite($out, $str1);
  fclose($out);
  
  $in   = fopen("temp.txt", "rb");
  $str2 = fread($in, filesize("temp.txt"));
  echo "１回目：<BR>\n";
  echo $str2;
  rewind($in);
  $str3 = fread($in, filesize("temp.txt"));
  echo "２回目：<BR>\n";
  echo $str3;
  fclose($in);
  			

  (出力)

  １回目：
  　　ファイル入出力
  　　ファイル内容は，・・・
  ２回目：
  　　ファイル入出力
  　　ファイル内容は，・・・			

• bool rmdir ( パス名 )
  　　「パス名」で指定されたディレクトリを削除する．その際，ディレクトリは空でなければならない．成功した場合に TRUE，失敗した場合に FALSE を返す．

  if (mkdir("test_dir")) {
  	if (rmdir("test_dir"))
  		echo "ディレクトリを作成し，削除しました";
  }			

  (出力)

  ディレクトリを作成し，削除しました 			

• string tempnam ( ディレクトリ, 文字列 )
  　　「ディレクトリ」で指定したディレクトリに，「文字列」から始まるテンポラリファイル名を生成する．

  echo "tempnam：".tempnam("./", "ABC")."<BR>\n";
  echo "tmpfile：".tmpfile()."<BR>\n";			

  (出力)

  tempnam：./ABC7mEq06
  tmpfile：Resource id #2			

• resource tmpfile ( )
  　　テンポラリファイルを作成し，ストリームを返す．作成されたファイルは、クローズされたとき，または，スクリプトが終了された際に自動的に削除される．

  echo "tempnam：".tempnam("./", "ABC")."<BR>\n";
  echo "tmpfile：".tmpfile()."<BR>\n";			

  (出力)

  tempnam：./ABC7mEq06
  tmpfile：Resource id #2			

• bool touch ( ファイル名 [, 更新時刻 [, アクセス時刻]] )
  　　「ファイル名」で指定されたファイルの最終更新日時をセットする．「更新時刻」を省略すると，現在時刻にセットされる．「アクセス時刻」を入力すると，最終アクセス時刻が更新される．

  echo "現在時刻： ".time()."<BR>\n";
  touch("temp.csv");
  echo "更新時刻： ".filemtime("temp.csv")."<BR>\n";
  echo "アクセス時刻： ".fileatime("temp.csv")."<BR>\n";			

  (出力)

  現在時刻： 1141193176
  更新時刻： 1141193176
  アクセス時刻： 1141193176			

• bool unlink ( ファイル名 )
  　　「ファイル名」で指定されたファイルを削除する．成功した場合に TRUE，失敗した場合に FALSE を返す．