AbstractAction クラス

[内容]

  Action インタフェースのデフォルトの実装を提供するクラスです.この抽象クラスをサブクラス化して,actionPerformed メソッドを定義するだけで,イベント処理を行うことができます.なお,Action インタフェースは,同じ機能が複数のコントロールによってアクセスされる場合に,ActionListener インタフェースに対する便利な拡張機能を提供します.

[主な変数]

[コンストラクタ]

[主なメソッド]

[使用例]

  1. プログラム例では,2 つのボタンを用意し,赤いボタンを押すとテキストエリアの文字が赤に,また,青いボタンを押すと青に変わります.ActionListener を用いてイベント処理を行っています.なお,各ボタンには,ツールチップ(マウスが特定の場所に入ったとき,説明などに使う窓)が貼り付けてあります.下図における「文字を青くします」という表示が,マウスが青いボタン領域に入ったとき(図では,マウスカーソルが表示されていない)表示されるツールチップの結果です.

  2. プログラム例も,上と同じ処理を行うものですが,AbstractAction クラスを用いてイベント処理を行っています.

  3. プログラム例は,JToolBar クラスの各メソッド等の使用例です.各ボタンには,ツールチップ(マウスが特定の場所に入ったとき,説明などに使う窓)がセットされています.下図における「イギリス」という表示が,マウスがイギリス国旗の領域に入ったとき(図では,マウスカーソルが表示されていない)表示されるツールチップの結果です.

  4. プログラム例は,チェックボックスを利用した例です.イベント処理の際,Checkbox クラスとは異なり,ActionEvent を使用する点に注意してください.

  5. プログラム例では,上と同じ例題に対し,イベント処理を AbstractAction クラスを用いて行っています.

  6. プログラム例は,チェックボックスラジオボタンを並べた例です.

  7. プログラム例は,上と同じ例を扱っていますが,イベント処理を AbstractAction クラスを用いて行っています.

[参照]

JToolBar, JButton, JCheckbox, JRadioButton, ActionEvent, ActionListener

菅沼ホーム 本文目次 演習問題解答例 付録目次 索引