Font クラス
- [内容]
- フォントを設定するためのクラスです.フォントには大きく分けて物理フォントと論理フォントがあります.物理フォントとは,パソコンなどに実際にインストールされているフォントです.しかし,場合によってはそのフォントがインストールされていない場合があります.そのため,Java においては,論理フォントが用意されています.各論理フォントは,使用する環境にインストールされている物理フォントに対応しており,実際にはその物理フォントが使用されます.従って,論理フォントを使用した場合は,フォントが存在しないという問題は回避できますが,環境毎に異なるフォントが使用される可能性があります.
- [主な変数]
- public static final int BOLD
- フォントスタイルが太字
- public static String int DIALOG
- 論理フォント「Dialog」の正規ファミリ名
- public static String int DIALOG_INPUT
- 論理フォント「DialogInput」の正規ファミリ名
- public static final int ITALIC
- フォントスタイルがイタリック
- public static String int MONOSPACED
- 論理フォント「Monospaced」の正規ファミリ名
- public static final int PLAIN
- フォントスタイルが標準
- public static String int SANS_SERIF
- 論理フォント「SansSerif」の正規ファミリ名
- public static String int SERIF
- 論理フォント「SansSerif」の正規ファミリ名
- [コンストラクタ]
- public Font(String name, int style, int size)
- フォントの名前,スタイル,大きさを指定し,Font オブジェクトを生成する
- [使用例]
- プログラム例(「AWT の利用」,「Swing の利用」)は,バックグラウンドの色,及び,表示するフォントの種類,スタイル,大きさ,色を変化させた例です.また,FontMetrics クラスのメソッドを使用してフォントに関する情報を得,文字列の出力位置を制御しています.
- [参照]
- Color, FontMetrics